エンジニアは、絶えず自分のスキルアップを目指す必要がある。しかし、毎日の業務に追われて、スキルアップのための勉強ができないと、思うようにスキルを磨けない。そのため、自分のスキルを磨ける環境を探すために退職することがある。
会社に勤めていると、必ずしも自分がやりたい仕事ができるわけではない。望まない人事異動にも従わなければならない。
平易な業務が続くことで、仕事に対するモチベーションが下がることもある。自分の知識やスキルをもっと活かせる職場を求めて退職を決断するエンジニアもいる。

残業が多い、休暇が取りづらいということで、プライベートの時間が取れず、不満を感じる場合がある。人間関係がうまくいかず、職場に行くのがストレスになることもある。こうした問題から逃れるために、退職を決意するかもしれない。
理由が何であれ、円満に退職するには、退職理由をポジティブなものにする必要がある。不満があるから辞めるとは言わないほうがいい。将来を考えて、もっと必要なスキルを身につけたい、別の分野で働いてみたいと言うことができるだろう。

円満退職するには、退職の意思をなるべく早く伝えて、引継ぎをきちんとすることだ。退職予定日の1か月前には、退職したい旨を直属の上司に伝えるのが一般的だ。
しかし、引継ぎに時間がかかりそうな場合は、もっとは早く伝えたほうがいいだろう。また、退職する時期は繁忙期や大きなプロジェクトを抱えている時などは避けたほうがいい。